7月中旬②
先日の雨は非常に局地的だったようで、置戸(おけと)周辺では未だに濁った増水でとても釣りにならない。
しかし非常に天気がいい。
ここしばらく無かったような快晴だ。
そこで浮上したのがナキウサギが北海道で初捕獲(と言う事は日本で初?)されたという置戸山地の中山というところにある「春日風穴」に行く案だ。
北見を出ていくつかの釣りポイントをめぐり、置戸湖をぐるりめぐってここはどうゆうポイント、あそこは、と教えて貰いながら、やっぱり今日はムリだというのを確認しての後である。
林道入り口から風穴まで1.5km とある。
林道を暫く上るとなかなか風情のある案内標識があった。
林道途中の案内標識、よく見ると「風穴」と彫ってある。
そこからは水平な横巻き道で暫く行くと案内板に出た。
風穴の案内板のところから踏み跡道を上る。
登って直ぐに倒木帯に出くわす。
クジャクシダやオオサトメシダ、ナライシダ(?)、シノブカグマなど、標津では見かけない懐かしいシダがいろいろ生えている。
そして「風穴植物」に出会った。
ウサギシダと言うシダである。
学者仲間から「風穴のあるところには必ずウサギシダが生えているんです」と教えて貰ったことがある。
まさにその通り!
ここにもウサギシダがちゃんと生えているのには「感動」!
倒木帯からこのコケ型林床のトドマツ・アカエゾマツ林のところも既に「風穴」で、斜面にある岩の間に手を入れると涼しい風が動いている。
そして核心部分の岩場が近づくと植生ががらりと変わる。
高木層も広葉樹が増える。
そして林床には、何となつかしや、ヤマシャクヤクが一面に生えているではないか。
こんなにまとまって生えているのを見るのは初めて。
これはぜったい花の時期にまた来なければいけない