北の国日記2016(第1話)

1 月下旬①

 

クリスマス前に本土(→東京→仙台)に行ってちょうど1 ヶ月、この日標津に戻った。

週初めは仙台でも結構な雪が降り、その後根室地方は大嵐となったようだが、この日までには幸いにも嵐も収まり穏やかで、飛行機も無事飛んでくれた。

昨冬は空港に着いて車を掘り出すのにだいぶ苦労したのだが今年は窓の雪を払う必要も無いくらいで安心した。

 

空港から中標津のスーパーに買い出しに。

野菜は本土の暖冬の余韻が未だあるようで、ダイコンや白菜は安かったが、道東はこれからは野菜がずいぶんと値段がなってしまうんでしょうねえ。

で、魚屋に行ってがっかり。

このところの時化で地物の魚が全く揚がっていないのだ。

カレイ類の煮付けをさっそく食べられるとの期待はもろくも挫折。

出ているものは解凍ものばかり。

こればっかりは仕方が無いねえ。

 

 

買い物を済ませて家にたどり着いたのは3 時過ぎ。

で、まずはストーブに点火。実に寒い。燃やしても燃やしても暖かくならない。

冬の大事は家を暖めることから。

 

ストーブに点火して、次の仕事は水栓の開放。

水を落として開けっ放しにしていた水栓やネジを締めなおして、いよいよ開栓。

ぶしゅーっとパイプを水が流れる。

漏れているところ無し!確認し、次ぎに湯沸かし器。

水栓関係は「完璧」にやったはずだが、洗面所や風呂場の湯栓を開けてもお湯がでてこない。

うーーん!!これは、元栓までは問題無いのだが、元栓から家の中の配管の中で凍ってしまっているということだ。

これは基本的に家を暖めて家の中の配管の氷を溶かすしかない。

 

風呂場の排水溝の氷を溶かすのにストーブで湧かしたお湯を流したりとやって、結局台所に湯沸かし器のお湯が来るようになったのは夕方7 時過ぎになってしまった。

けれども、まあ、これは家をストーブで暖めてじっと待つって居れば解決することでパニックにならないでゆったりと待つこと、と言うのが今年最初の教訓だ。

 

 

駐車場の除雪は昨年の豪雪の時に懲りて地元の業者と契約して「自動」で雪かきして貰うようにしてある。

今回も2 回雪かきしてくれていて家に帰るのに支障は無かった。

自分でやって腰でも痛めたらとてもお金では済まないことにななるので、これでいいと思っている。

 

仙台で孫と毎日遊べるのはこれはこれで実に楽しいことなのだが、やっぱり標津に帰ってくるとほっとする。

 

 

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